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NICUに入った、産まれたばかりの双子
我が家の双子は、産まれてすぐにNICU(新生児集中治療室)に入りました。
上の子は約1か月と10日、下の子は約1か月半くらいの入院生活でした。
出産して次の日、私は長らくの入院でよく歩けなかったので、看護師さんが車いすを押してNICUに連れて行ってくれました。
低出生の赤ちゃんたちは抵抗力がとっても弱いため、NICUに入るためにはしっかり手洗いをし、マスクやガウンを着用。
基本的には保育器の外からお話しかけ。抱っこやミルクをあげるときは看護師さんが保育器から出して手伝ってくれました。
帝王切開の手術の時はまず下半身麻酔で、赤ちゃんを出した後に全身麻酔に切り替える流れでした。
長女が出てお腹の上に置かれ、「一人目だよ~」、そのあと次女が出てきて「はい、二人目~」と、カンガルーケア。
私は視力が悪くて、手術中でメガネも外していたのでそのときは正直よく見えませんでした。
感動したのは覚えていますが、そのあと麻酔で寝たため、あとのことはよく覚えていません。
なのでこれがちゃんとした初めての対面。
ティッシュの箱ほどの小さな小さな体には、栄養を摂るためのチューブや点滴が何本もつながっていました。
自分を責めてばかりだったあの頃
「私のせいでこんなことにしてしまった」
そう思わずにはいられませんでした。
点滴の針があんなに太くて、痛かっただろうな。
私も入院している間、点滴の針やコードが嫌で仕方なかったのに、こんな産まれてすぐに体にたくさんつけられて…
本当はまだお腹の中でぬくぬくしているはずの時期なのに…
無事に産まれてくれたのに、感謝よりもまず「申し訳なさ」が先にきてしまって、ただただ自分を責める毎日でした…
今できることは「母乳を届ける」ことだけ
私は約一週間で先に退院しました。
そんなこの時期の私にできる唯一のことは、入院している双子に会いに行き母乳を届けること。
搾乳しては冷凍し、一日分をNICUに持っていく、そんな日々が始まりました。
でも疲れが溜まっているのか、なかなか母乳の出がよくなくて…。
搾乳機を買ってみたり、水分をたくさん摂ったり工夫はしたものの、1回の搾乳で10ccほどがやっと。
たまに30~50㏄くらい搾乳できるとうれしかったですね。
1日分をまとめても100ccいけば良い方で、双子二人分にはとても足りませんでした。
あの時、助けられたグッズたち
NICUに通っていた頃、正直私も長い入院生活が終わったところで、心も体も余裕がありませんた。
何をどうしたらいいのか手探り状態でした。
そんな中で、「これは買っておいて良かった!」と心底思ったアイテムがいくつかあります。
1. 搾乳機は救世主!
母乳がなかなか出ずに焦っていた私。少しでも量を増やしたくて搾乳機を買ってみました。
手で搾るのは時間もかかるし、疲れている時は本当にしんどくて…。
搾乳機のおかげで少しは量が増えました。
私が使っていたのは安心のピジョン。
今のは哺乳瓶に直接付けてそのまま授乳できるんですね!
赤ちゃんが家に来てからも助かりそう。
2. 母乳パック&保冷バッグは必需品
搾った母乳をNICUに持っていくためには、衛生面がとても気になります。
やっぱり専用の母乳保存パックと持ち運び用の保冷バッグは、本当に助かりました。
冷凍した母乳をそのまま保冷バッグに入れて病院まで運ぶのがルーティンに。
「少しでも栄養を与えたい!」と思いながら運んでいたのを思い出します。
通常のクーラーバッグは大きめも多いので、母乳パックにぴったりのこちらはほんとに便利だと思います。
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NICUスタッフさんの言葉に救われた
「母乳があまり出なくてすみません…」とNICUのスタッフさんに話すと、
「大丈夫よ~!今の時期はそんなに飲まないし、少なくても栄養はしっかり入ってるから」と、笑顔で励ましてくれました。
私が抱えている不安や罪悪感が、スタッフさんのその一言一言で、少しずつやわらいでいきました。
毎日行くたびに「今日はこんな感じでしたよ」と、昼間の様子を細かく教えてくださって。
呼吸器が外れたときは「今日はいいことがありますよ~」と笑顔でお話ししてくださいました。
看護師さんもお医者さんも本当にかわいがってくれて…退院するときは、看護師さんがうちの子を抱っこしてNICU中のスタッフさんに「今日で退院で~す」とあいさつ回りをしてくれて、そのあとを私が付いて回るという笑
それほど温かく、かわいがってくださいました。
その優しさに、どれだけ心が救われたか…
きっとうちの双子たちも、心のどこかで覚えているかもしれません。
もしNICUにお子さんが入院することになった方、不安や心配がたくさんだと思います。
でも、お医者さんや看護師さんなどのスタッフさんが助けてくれると思いますので、安心してほしいな~と思います。
まとめ
でもその中で、スタッフさんの言葉に何度も支えられたことは今でも忘れられません。
NICUのスタッフさんには今でも感謝の気持ちでいっぱいです。