妊娠初期は公立病院へ
妊娠が判明した当初は、当時住んでいた同市内の公立病院に通っていました。
まず初回は妊娠しているかを確かめに訪れました。5週目に入るか入らないかの時期だったので確認のために「また来週も来てね~」と同じ産科へ。
そして6週目で心音が二つ聞こえるということで、双子の妊娠が分かりました。
双子妊娠は「多胎妊娠」として高リスクとして扱われるため、健診は毎月でした。
妊娠にびっくり、双子??と驚くのもつかの間、
私の場合、健診に行くたびに、入院→退院→また次の健診で入院…という流れを、ほぼ毎月繰り返すことになりました。
張りが止まらず大学病院へ転院
最終的には切迫早産で長期入院となり、お腹の張りが収まらず…。
「この病院では対応できない」と言われ、NICUやGCUを併設している総合病院への転院になりました。
当時はあまりそこまで、産院を選ぶという感覚はなかったかな。
出産にこだわる産院がちらほら増えてきた時代で、近所にもホテルのような産院がいくつか建ち始めました。
ノーリスクの方は、そういった産院を選んでましたが、双子を受け入れてくれるところはなかなかなかったようですね。
私が初めに通院していた公立病院も、双子のお産には対応していたのでそこで出産した双子ママもいましたが、できれば総合病院に~とは言われていましたね。
総合病院は同じ県内でしたが、通院するには少し遠かったのと、ちょっと病院が大きすぎて私が臆してまして。
なので、妊娠判明後もそのまま通院していました。
結果、私は総合病院に転院することになりましたので、初めからそちらに行っていたらよかったかな?とも思いました。
今は産科自体が減っている影響で、双子のような高リスク妊娠は最初から大きめの総合病院などでしか受け入れてもらえない地域もあるようですね。
総合病院で出会った双子ママ・三つ子ママ
転院先の総合病院には、同じように双子を妊娠しているママたちがたくさん。
そしてやはり、高リスクなママも多かったです。
自然と情報交換の場にもなっていました。
入院中、NICUの看護師をされているママさんもおり、いろいろなことを質問したりしました。
やっぱり入院費用なども気になりますよね…
未熟児養育医療制度や乳幼児医療費助成制度があるので心配しないで!とお話ししてくれて安心したのを覚えています。
そして、三つ子を妊娠しているママもいて、お腹の大きさにびっくり!
私も出産直前には腹囲が100センチは超えていましたが、三つ子ママは文字通りはち切れそうなお腹でした。
廊下などですれ違う時はお腹をおさえながら「狭くしてすいませ~ん」と通られていました。
双子ママたちからも尊敬の眼差しが向けられていましたね。
実際に自分が双子を出産してからも、三つ子ママにはリスペクトです!
定期健診で確認できた「成長」
えいちゃん・びいちゃんは低出生体重児として生まれたため、NICUを退院したあとも毎月病院へ通い、定期的に健診を受けることになりました。
通院したのは出産した総合病院に入っている小児科外来です。
退院後の定期健診では、身長や体重といった基本的な計測に加え、肺機能や目の検査なども受けていました。
えいちゃんは出生時に心臓に穴が開いていたため、その経過観察も必要でした。
「1歳までに自然にふさがらなければ手術」と言われていたので、健診のたびに結果を聞くのが怖くて…。
毎回「まだふさがっていませんね」と言われると、やはり心が沈みました。
結果、一歳の健診の時にふさがっていることが確認できた時は、ほっとしました。
通院は大変。でもやっぱり嬉しかった
それでも、健診で少しずつ大きくなっていく2人を確認できるのは、本当に嬉しいことでした。
通院するのは大変でしたが、病院で色々お話しすることもできて、安心することも多かったです。
小さな変化に一喜一憂しながら、「今日も元気でいてくれてありがとう」と心から思っていました。
まとめ
でもその時間は「子どもたちが少しずつ確実に成長している」と確認できる大切な機会でもありました。
周りと比べて落ち込むこともありましたが「この子たちのペースで育っていくんだ」と信じて見守ることが一番だと思います。